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大元密教入門案内 |
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一、入門
病気を治して貰うためにしろ、現世利益を授かり度いからにしろ、或いは真理を求め神仏を正しく知ろうという事が目的であるにしろ、縁あって来る方には誰方にも、大元密教は広く門を開いております。
別に面倒な手続きも要りません。直接、最寄の教会・布教所に気軽にお出で下さい。そして所定の入門手続きをなさればよいのです。
入門費としては特別に定めておりません。月一回の例祭、年三回の大祭を信者有志の奉納によって行なっておりますから、その時に感謝のしるしとしてお気持ちのままに奉納して頂けば結構です。
なお、連絡および教義理解の徹底を計るため、入門と同時に、出来るだけ御都合の良い教会を選んで、そこに所属して頂く事にしております。修法と座談会の集りがそれぞれの教会で開かれるほか、家庭祭事、相談事等に応じますから、出来る限り所属教会を御活用下さい。
二、信者の組織
信者相互間の親和をはかり、併せて御教えをより深く理解し、各自の生活にそれを生かす目的で、男子会、婦人会、青年会がそれぞれ組織されており、入門と同時にその何れかに入会して頂きます。
それぞれの会は毎月例会を開くほか、種々の催しを致しますから、会員は出来る限りそれ等会合に積極的に参加して下さい。
三、儀式行事
イ、例祭 毎月
ロ、大祭 春季大祭 四月
開教記念祭 八月
年次大祭 十月
本教におけるお祭りの意義は特に深いのであります。即ち、私共が修行の上にまた、日常に御導きと御加護を頂いている大神を始め神々の御前に心からの感謝の意を表わし、併せて同信同行の有縁の方々が互いに親睦を深め、縁者たる自覚を高めることであり、決して形式的なものではありません。文字通り、大神の御前に神々と人と共に集い、共に歓び合う真の祭りでありますから、信者はこの祭日にだけは、万障を繰り合わせても参列するように心掛けて下さい。
特に三回の大祭は、小田原郊外の本部において、全国各地から参集の多数信者を混じえ、盛大且つ厳粛に執り行なわれますが、この日は模擬店、バザー、奉納演技等の色々の催しも賑やかに行われます。
ハ、家庭祭事
信者の希望により、結婚式、葬式、お浄め、その他の家庭祭事を行ないます。
世の冠婚葬祭の儀式が専ら形式に堕し、真に神に通ずるものの殆ど無いといってもよい時、本教の祭事は全て簡潔な中に実質的内容をもって、如実に神に通じ、それだけの裏付けのある、全く独特の有り難いものであります。
四、誓
入信されてしばらくたって、信者としてこの御教えを信奉してゆく気持になられた方は、自発的に申し出て教団所定の「誓い」をされることになっております。
五、教えの戒め
国に法律あり、社会に秩序あり、そして個人に良識あれば、その上になお、戒律を設ける必要もないのであります。本教では原則的には戒律を設けておりません。しかし、自己の行いに責任を負う人物になれと教えております。無戒律中の戒律とでも申せましょう。
しかし、責任を果たす人物になれるには、己れを持する道を得て始めて出来ることで、これもこの教えによって達成されるのでありますが、そうなるまでの段階において、次の三つの戒めを修行上心がけるべきものとして示しております。
一、教主指定の持斎日(毎月二十三日)には飲食を断ち、心身を浄め、神の御恵みに感謝し、断食によりて生ぜる財を貧しき者に施すこと
二、「煙草」は心身をけがし、卑しきものとして、神の忌み給うものなれば、絶対に用いざること
三、酒は過ちのもとなれば、つとめてこれを節し、道門に入る時は絶対に酒気を帯びざること
これらの戒めとて決して強制はしておりません。
「正座観法行」を行ずるうちに自然に出来るようになる事ではありますが、自分の心身の健康にプラスする事ですから、なるべく自発的にそう努めて欲しいものです。
六、正座観法行・祈願行
本部道場の正座観法行の修行日は次の通りです。
各大祭時、及び一月
この他各教会、布教所では、それぞれ修行日時を別に定めて祈願行をしております。
七、集会説法
毎月の例祭、大祭、並びに各教会では修行日に祈願行の終了後、座談会を開き、教義解説、体験発表、質疑応答等活発に実施しています。
八、本部案内
所在 神奈川県小田原市早川一三七五番地の四一(一夜城址公園隣り)
交通 JR小田原駅下車 自動車で十五分
JR早川駅下車 自動車で十分 徒歩三十分
九、教会・布教所
東京都内に数カ所他、全国主要地に多数の教会・布教所が在りますが、詳細は本部へ御照会下さい。 |
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