Q & A


Q. 夏になるといつも幽霊の話が出ますが、幽霊は存在するのですか?

A. 存在します。例えば、甲冑姿の霊を見たということを聞きます。それは、昔の時代に武士が暗殺されるなどして死んで、強い恨みを持って幽霊となって現れたものです。
 また、交通事故などにより突然死んでしまって死を自覚していない霊も幽霊となることがあります。
 現実的には幽界に留まっていて霊界に行けず、苦しいので救いを求めて現れるのです。
 真の密教においてはこれら苦しい状態にある霊を比較的容易に救うことが出来ます。救われれば、再び輪廻転生(りんねてんしょう)の軌道に乗ることが出来ますから、二度と幽霊として現れることはありません。


Q. 修行をしてみたい気持ちがありますが、どのようにすればよいですか。

A. 一般に、週に1回、夜あるいは昼に参加できます。夜は、日中に仕事を持っている人、及び学生、昼は、家庭の主婦、及び夜勤のある人、の参加が多いです。心を浄め、心を安定させ、生まれてきた自分の使命を知り、運命の良い転換が得られます。行は約30分、その後の質疑応答並びに人生相談は約1時間です。個別相談にも応じます。各教会によって曜日が違いますから、自分に都合の良い曜日の教会を選ぶ事が出来ます。道場は、首都圏に4か所、その他に全国各地に10か所程あります。
 費用は、基本的に無料です。


Q. 大元密教の修行に関心がありますが、新人の受け入れ方針を教えて下さい。

A. 大玄聖人は、「来る者は拒まず、去る者は追わず」の基本方針の基に、良い師を選ぶことが大切であり、人格完成を目標にすること、と説かれました。修行を望まれる方は、いずれかの教会で受け入れることになっています。自宅に近いか、職場に近い所を希望される方が多いですが、ご希望の方は、大元密教本部事務局にお電話でお問い合わせください。


Q. 密教の歴史を説明してください。

A. 今から約2400年前に、インドの地に釈尊が降誕されました。そして、世俗的な時事解説とご自身の修行記的な内容を織り込んで顕教として説法され、そして、人間は本性において平等であるべき点、人間の自主性と人権の尊重を説き、それには叡智を具えなければならない、と説かれたのです。このように数々の教えを説かれた揚句、これらは顕教であって永遠性のものではない。究極する処は神秘世界を知らねばならない、と説かれ、大勢の弟子を集めて涅槃会〔ねはんえ〕を催され、神秘世界の一面を弟子達に示されたのです。その時、弟子達は驚き、或いは戦〔おのの〕き、師は魔法を使って我々を驚かすのではないか、と言ったと伝えられている位ですから、説法や経典だけで理解できるものではありません。釈尊の示された世界、これが秘密世界であり、終局においては、神秘世界を知る教え、即ち密教でなければ実相を悟得することはできない、と結ばれて入滅されたのです。その約1200年後に、弘法大師が日本の地に降誕され、密教を弘めようとなさいましたが、人々の受け入れ態勢がそこまでに達しておらず、導入段階で終わり、多くの人々に実体験させるまでには至らず、入定されたのです。その更に約1200年後の今日、釈尊の遺言と弘法大師の未完の業績を全うすべく、大玄聖人が日本の地に降誕され、密教を世に示し、大元〔だいげん〕密教と名付け、誰でもが神秘世界を実体験できるようになったのです。今後更に約1200年後に、新たな聖者が降誕され、密教を完成されるとされています。

Q. What’s the difference between new style Zen and old style Zen ?

A. While those who practice old style Zen believe in self-power only, we who practice new style Zen believe in both self-power and other power. You can experience the working of other power in / during the practice of new style Zen, which testifies to the existence of other power.

Q. 東北地方に文献がありませんか?

A. 調べましたところ、参考書(仏陀の再現)が東北大学図書館にある事が分かりました。お近くの方はお読みください。

Q. マンダラには分類があると聞きましたが?

A. あります。字マンダラ、絵マンダラ、像マンダラ、に区分されます。しかし、前回説明したように、マンダラは密教特有のものであり、今日では真理世界の実相を示すものは稀で、多くは美術品化しており、あまり捉われない方が良いでしょう。将来は、密教によって神を知り、神と交流できるようになって始めて真理(実相)世界が分かり、マンダラの意も分かるようになるでしょう。

Q. 或る教養あるフランス人が、マンダラは日本文化のエッセンスである、と言っていましたが、マンダラの意味は何ですか。

A. マンダとは、宇宙一切、眼に見えるもの、見えないものすべてを包含し、包蔵したものを指し、ラは完結を意味します。密教とマンダラは密接な関連がありますが、弘法大師が唐から持ち帰られた神秘世界に通ずる金胎両部秘密マンダラは焼失して、現存物は模写なので、今日では神秘世界に通ずるマンダラは稀であります。

Q. 前回の密教の意味について、意味が分からない言葉があります。自内証、十地等覚の菩薩、因位、の説明をお願いします。

A. 自内証とは、境地(自ら悟った境地)、のこと。
  十地等覚の菩薩とは、菩薩の修行の階梯を五十二に分け、下から上に、十信、十住、十行、十廻向、十地、等覚、妙覚、と称する。この内、第四十一位より第五十位までを十地という。十地の十段階にそれぞれ名称があるが、ここでは省略する。ちなみに、聖者の位は十行以上でなければ入れないと言われている。
  因位とは、原因、由来、のこと。

Q. 大元密教〔だいげんみっきょう〕は、大本教〔おおもときょう〕の事です、と世間で書かれている文書を見ましたが、両者は関係がありますか。

A. 大元密教〔だいげんみっきょう〕の読み方を知らない人が、大本教〔おおもときょう〕の読み方と混同して、同じではないかと推測して書いたのでしょう。そのような文章を見かけた事があります。しかし、これは大きな間違いです。大元密教〔だいげんみっきょう〕は、
大日如来金剛薩埵(釈迦牟尼仏)―龍猛菩薩―(以降の一部を省きます)―恵果阿闍梨遍照金剛(弘法大師)、に連なる正統派密教です。これに対して、大本教〔おおもときょう〕は、京都を中心に活動している神道系の宗教法人です。


Q. 大元密教は、古い教えですか、新しい教えですか。

A. 大元密教〔だいげんみっきょう〕は、本年、平成24年(西暦2012年)で大元暦61年(立教61年)を迎えました。比較的新しい教えと思われるかもしれません。しかし、釈迦牟尼仏が教えの最後に弟子たちに一端を示されようとした密教の世界は、連綿として継承されてきており、実質は、現存する世界の宗教の中で最も古い歴史を有し、従って、最も高度な教えであると言えるでしょう。


Q. 密教の意味は何ですか。

A. 密教は、真言密教の場合、真言とは、大日如来自内証の法門をいうのであって、十地等覚の菩薩と雖もこの因位を知ることは出来ない、故に、秘密である。依って、密教と称す、と説いている。
  大元密教に於いても、この秘密義に変わるところはない。が、違う点は「神自らの教え」なるが故、教える神と教わる者の他その内容を知り得ることは出来ない。そこで秘密の教えといい、根本神の教えなるが故、大元密教というのである。